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2019/06/15

門構えにひかれる

自宅の近所で、時々通るところに、立派な門構えのお家があります。

いつも、立ち止まって、しばらくその門構えを眺めています。

 

最近はこうしたお屋敷というべきお家が建つことはほとんどありませんが、

昔は、庄屋、地元の名士、財産家の方など、堂々たる門構えのお家を建てられていました。

 

日本は、社会主義化が進んで、世界でも最も格差の少ない国になったと言われます。

 

日本では高額所得者と一般サラリーマンの収入の差が10倍ぐらいが普通で、

その点、世界を見ると、100倍、1000倍、1万倍以上ざらです。

 

日本も、昔(戦前になります)は大金持ちや地主(庄屋)と言われる人がポツポツ居て、

そうした方が、堂々たる門構えのあるお屋敷を建てて、大きな庭、庫裏、蔵を構えて、

女中や書生を多数住まわして、優雅に暮らしていたわけです。

 

現在は、そういう意味では、平均化されて、少し面白味がないなと感じます。

 

ドンと大きいお屋敷があったり、こじんまりなものが有ったり、住宅も多様化している方が面白いと考えます。

 

経済発展すると貧富の格差が生まれると言われていますが、

でも、貧富の格差は決して悪いことばかりではないと思います。

昔の大金持ちは、私財を擲って、公のための尽くす人が多かったと思います。

 

大原孫三郎のような大金持ちが居て、私財を擲って、大原美術館なようなレベルの高い文化財ができたのです。

 

地域でも、けた外れの大金が生まれ、門構えの堂々たるお屋敷を建ててくれることは、地元に住む者として、誇りですし、悪いことではないと考えます。

個人的に、嫉妬社会の社会主義はさようならです。


大嶋 敏浩