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2018/10/15
「施主検査で気になったところをどこまで言ってイイの?」
「施主検査で気になったところをどこまで言ってイイの?」
という質問はよくある質問ですが、この明確な基準ってありません。
気になるところがあれば、聞いてみた方が良いと思います。
直せるところは直してもらった方が良いと思いますし、何より「言った方が良かったかな」という後悔は残したくないですよね。
一点気を付けたいのが、「粗探しはしない方が良い。」ということです。
図面通りのものがついているのか、大きな傷や汚れがないかをチェックすることは大事です。
もしも引越してから違うことに気づいた場合、それからでも取り換えてくれることも多いでしょう。
ですが、引っ越して生活をしている中での工事は、施主も工事する方も双方にとって大変なので、モノが入っていない時に工事が完了した方が良いということもあります。
また、傷や汚れに関しては、引き渡し後だと、最早誰がつけたのか分からないので対応しかねるケースの方が多いです。
ただし、だからと言って、普通に見ている範囲で気にならないような汚れや、傷をくまなく探すのはやめた方が良いです。
よくドラマであるような、指先で、つーーっと触って、「こんなにほこりがありますけれど・・・?」というようなイメージですね。
「高い買い物なのですし新築なので徹底的に綺麗な状況で受取たい!」
という気持ちは分かりますが、
家は電化製品のように工場で生産されて、箱に入って納品されている訳ではありません。
一つ一つ手作業で、大工さん、電気屋さん、水道屋さん、ガス屋さん、外構屋さん・・・
多くの人が一生懸命手作業でつくっているものです。
しかも外観に関しては、箱に入っている訳ではなくて、常に外部にさらされている状況です。
そこを踏まえた上で、「チェック」した方が賢明です。
なので、間違っているものがついているとか、建具が閉まりにくいとか、ふつうに困る内容は言うべきだと思いますし、
くまなく探してようやく見つけるような細かい傷や汚れは言うべきではありません。
そもそも探す必要はないものだと思います。
兒島 弘和