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2018/05/6
太陽光発電2019問題にどう向き合うか
こんにちは
今朝の日経新聞朝刊にこんな記事が載っていました
(クリックすれば拡大されます)
”太陽光発電の2019年問題”いったい何なんでしょうか
2009年に開始された「太陽光発電の余剰電力買取制度」
2019年には10年が経過し、「10年間の買取義務保証期間」が終了する設備が出始める年です
これをその発生年である2019年を取って「2019年問題」と呼んでいます
買取義務が終了したらどうなるのでしょう
新聞記事でも3つの道を示していますね
1つが”タダで電力会社に電気をあげる”というもの
これは最終手段でしょうね
2つめが新電力会社などに買ってもらうというもの
固定価格による買取義務が終了するからと言って、余剰電力を売ることがまったくできなくなるというわけではありません
経産省は、電力会社との相対取引は可能であるとしており、また市場価格による売電、買電することは可能であると言っています
しかし、買取義務保証期間中と同じような高い単価で買い取ってもらえるとは考えにくく、買取価格は大幅ダウンすると思われます
2009年に始めた方は1kWhあたり48円で売電していたのが、1kWhあたり10円以下になると新聞でも書いてあります
これは厳しいですね
私はこれが一番現実的だと思います
買取期間終了後は、安い価格で売電するよりも、発電した電気を自家消費する人が増えると考えられます
その際に活用できるのが蓄電池ですね
災害時への備えや電気料金の節約にもつながるうえ、買取期間終了後には、昼間に太陽光で発電し使いきれなかった電気を蓄電池に貯めておき、夜間に放電して使用すれば、買う電気の量を減らせ電気代を削減できます
しかしその蓄電池がもっと安くならないとこの案も現実的になりませんね
新聞には書いてありませんが、私は「エコキュート」が面白いと思っています
「エコキュート」とはヒートポンプを利用した電気給湯器のことで、現在利用中の人は電気代の安い深夜電力を利用してお湯を沸かしています
もちろんイシンホームのお客様は「エコキュート」が標準装備ですよね
買取期間終了後の自家消費方法の一つとして、太陽光発電を利用して昼間に運転することで、電気を熱に変えて貯めておくといった使い方も可能になります
まだ具合的な動きはありませんが、来年に向かってきっと出てくる使い方だと思っています
固定価格での買取が終了した後、売電から自家消費へと切り替え、太陽光発電を続けることについていろんな案が出てくると思いますよ
今後この動きに注目です