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2018/05/16

畳の寸法は同じ??

こんにちは

 

先日お客様から「畳の大きさは本間ですか?」との質問がありました

 

確かに畳のサイズが違うと同じ「6畳」でも大きさが違いますよね

 

日本家屋では畳の枚数で部屋の大きさが示されるように、畳の寸法が重要で、基準寸法(モジュール)となっています

 

ちなみにイシンホームの標準は”910mm×1820mm”

 

ですので図面の寸法は910mmが基本ですね

 

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この畳の寸法にはいろいろなものがあり、差が生じる原因は2つあるそうです

 

ひとつは、基準となる1間の寸法が異なること

 

太閤検地の時は1間は6尺3寸であったが、江戸時代になると6尺が中心となりました

 

もうひとつの違いは、「畳を基準とする(畳割り)か、それとも柱を基準とする(柱割り)か」です

 

当初は畳割りであったが、江戸時代になると柱割りが主体となりました

 

畳割りの場合、どの部屋でも畳の寸法は同じになる一方、柱割りの場合は、部屋の大きさ(畳の枚数)や、柱・敷居の寸法により、畳の寸法が微妙に異なることとなります

 

しかし通常、「柱割り」の方が、大工による作業の能率が高くなるので、現在はこちらが主流となっています

 

「畳割り」による設計で大小さまざまな部屋を並べていくと、柱真の筋が合わなくなるという問題が生じますからね

 

最近では、住宅の広告等で部屋の広さをあらわす目安として「リビング12.3帖」「寝室6.7帖」(畳ではない)といった表記を目にすることがよくあります

 

これは畳を部屋の広さの基準にすることは厳密には無理があるため、単純に畳の枚数を表す”畳”ではなく”帖”を用いることによって誤解を防ぎ、業界ルールとして1帖を1.62平方メートルと定めて広告などに別記してある場合も多いのです

 

では畳の大きさの違いを見てみましょう

 

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☆京間(きょうま)、本間(ほんま)、関西間(かんさいま)1間が6尺3寸の畳割りで、畳のサイズは3尺1寸5分×6尺3寸(955mm×1910mm、1.824 05 m2)である。主に近畿・中国・四国・九州と西日本の大部分で使用されている。

 

☆中京間(ちゅうきょうま)、三六間(さぶろくま)1間が6尺の畳割りで、畳のサイズは3尺×6尺(910mm×1820mm、1.6562 m2)のサイズである。主に愛知・岐阜県の中京地方や福島・山形・岩手の東北地方の一部、および北陸地方の一部と沖縄、奄美大島で使用されている。

 

☆江戸間(えどま)、関東間(かんとうま)、田舎間(いなかま)、五八間(ごはちま)1間が6尺の柱割りであり、八畳間の場合、畳のサイズはほぼ2尺9寸×5尺8寸(880mm×1760mm、1.5488m 2)のサイズである。関東、東北地方の一部、北海道と三重県伊勢地方の地域で使用されている。

 

☆団地間(だんちま)、公団サイズ(こうだん-)、五六間(ごろくま)様々なサイズがあるが、2尺8寸×5尺6寸(850mm×1700mm、1.445 m2)のサイズが中心である。公団住宅、アパート、マンション等、共同住宅や高層住宅のほとんどで使用されている。

 

あなたのお宅の畳はどのサイズですか

 

 

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